これみよがし日記

感情の整理箱

自分の時間を渡すなよ

夕方くらいになると、自分の時間に使えるって思えて若干嬉しくなるけどその頃には疲弊してしまって何も考えられなくなっているときがある。心地良い疲れとあかん疲れがあって、心地良い方は成長に繋がるけど、あかん方は精神擦り減らすからその後の1日を潰してしまう。

でももうそんな生活ともおさらばする予定だ。自分の疲れぐらい自分で守りたいものだ。と茨木のり子が似たようなことを言っていた気がするけど、たぶん似てるのは形だけだ。

正直、他の仕事でうまくいく見込みなんてなくて、生きていく上での保証なんて何もなかった。一般的なやめ方だったら、あれこれ手続きして、申請書出して準備満タンにしてから辞めるんでしょうけど、私なんかはプツッと糸が切れた音のタイミングで辞めてしまった。形式的な手続きなんてどうでもよくなるくらい今の気持ちを大事にしたくて、守りたかったんだろう。今ここで感じた怒りや苛立ち、悲しみ、苦しみを全部守りたかった。嫌なものは嫌だと言えた自由をまた思い出したかった。誰のものでもない自分の自由を、誰かの采配に任せたくなくなった。忙しいとつい忘れしまう。この時間は誰のためのものなんだろう。誰のためでもなく自分のためにある、唯一平等に配られた時間。誰にも奪えないし、奪う権利なんてないんだよ。

目まぐるしく回る1日が自分の存在を掻き消してしまう時もあるけれど、たまに立ち止まって深呼吸して上見上げて胸張って、自分のためだけに捧げる時間の尊さには敵わないんだ。少しでもいいからゆっくりと流れる時の流れを感じながら、コーヒーを飲む余裕くらいは欲しいよね。こうして文を書いている時が一番頭が整理される。何度でも立ち止まって、吸った空気が美味しかったらもうそれでいいよ。大丈夫。上手くいくから。自分できちんと伝えないとね。自分で生きる時間くらい決められるって。