これみよがし日記

感情の整理箱

誰もが暗闇を持っている(凪のお暇を読んだ感想)

読みました。最近、漫画ばかり読んでいます。ドラマもやっているみたいだけれど、漫画の方を先に読みました。空気感も絵も表情も、細かいところ一つとっても好きな漫画で、1日で読み終わりました。なんで5巻しかないん?ってなったよね。

あらすじ

空気を読むのが得意な28歳OLの大島凪は、彼氏の一言で過呼吸を起こし、再起不能になる。心身を休めるために、都落ちして、お暇をいただくことになる。同じアパートに住んでいるお隣さんにと仲良くなるも、彼氏が突然凪に会いにくるが…。

 

そんな凪のお暇の魅力をまとめてみました。忘れる前にメモするのだ。

 

魅力①:OL時代の凪が愛くるしい

凪がもう可愛すぎる。OL時代の凪がとても好きなのですが、とにかく可愛い。髪も服も仕草も全てが可愛い。自信なさそうなところですら可愛く見えてきてしまうのが恐ろしいところ。OLのころの凪は「空気読んどこ」が口癖なのですが、理不尽な場面に遭遇しても引きつった笑顔で乗り切ろうとするんですよね。どんなに不利な状況でも、相手に対して嫌な顔を一つもしないんです。健気で弱気で、そんな自分に息苦しくなって会社を辞めてしまうのですが、そんな不器用なところも凪の魅力です。

 

魅力②:登場人物がリアル

 読んでいくと分かるのですが、OL時代の同僚の女のマウントの取り合いや彼氏のクズさ加減、お隣の垂らし具合、全てがあー分かると言いたくなるような描写に頭がもげそうになります。この空気感どこかで感じたことあるぞを丁寧に描いているので、どこかで感じたことのある感情を思い出せると思います。登場人物全員が隣にいた気がするような、身近な雰囲気を醸し出しているのもこの作品の魅力です。

 

魅力③:凪との恋の行方が気になる

凪の同僚である慎二とお隣さんのゴンの間で揺れる恋心も最高にキュンとします。好きな女にブスと言ってしまう慎二と全ての人間との距離が近いゴン。2人の間で板挟みになる凪の乙女チックな行動にもどかしさを感じるでしょう。嬉しくなったり、泣いたり、感情的に忙しい凪に目が離せません。

 

魅力④:凪の成長ぶりが気持ちいい

 基本的に空気を読んできた凪ですが、会社を辞めて都落ちした後、自分の好きなように生きることを決意します。もう空気なんて読まないと決めた凪の行動はどれも気持ちよく、みていて清々しさがあります。1人で海に出かけたり、隣の人に話しかけたりと、どんどん積極的に自分を解放していく姿はどことなく応援したくなります。現状に満足できていない人は、凪に励まされることは間違いないでしょう。

 

と3つで終わらせようと思ったら4つ書いてしまいました。恋愛要素はもちろん、現代社会の絶妙な生の空気感を味わえる漫画だと思います。疲れた体と心に効く漫画なので、ぜひ帰り際に読んでみてください!

 

凪のお暇-Amazon

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