これよみがし日記

感情の整理箱

自惚れの戒

駅のホームで、足を組みながら三本先の電車を待っている。消しゴムの削りカスのような、いつ捨てられてもおかしくないような心持ちで待っている。たぶん今後ろから押されたら線路の下に落ちてしまいそうだ。というか、たまにアナウンスで「線路に人が立ち入ったため」とか聞くけど、そもそも線路の下に意図して立ち入ることなんてあるのだろうか。そんな勇気があったらとっくに落ちているし、落ちて楽になりたいと誰よりも思っている。結局のところ、誰かの後押しを待っているだけなのだ。昨日は初めてテレビ番組を作る前進の会議に出た。知っている会議とは違って、ガチガチの静かな雰囲気ではないのだが、今まで体感したことのない妙な空気感が肌に馴染まなかった。ずっと宙に浮いている気がした。それは自分が考えたものが詰めが甘く発表したくなかっただけなのかもしれない。どうせスカスカの穴を総攻撃されてボロボロで帰ってくる姿が目に見えているから何も言いたくなくなって、しまいには無言になる。ずっとそう。一回再起不能になるくらいまで地獄に堕ちてから人生やり直したほうがきっと健全に過ごせる。案の定想定していたように穴を詰められたのだが、でも詰められた後残ったのは敗北感よりも悔しいという気持ちだけだった。取るに足りない言い訳はたくさんあるけれど、そんなことよりも速く修正したいとかもっと完成されたものを出せばよかった(当たり前)とかまず形にしなければと思った。あーあ。自分の不甲斐なさと傲慢さに呆れながら、ホームからすり抜けて入ってきた風に当たる。寒い。もうぶつかって砕けるしかないところまできた感じがする。二本の電車を見送った時、次に来る電車が若干いつもと違うように思えた。