これみよがし日記

感情の整理箱

1週間

1週間。それは1つを忘れて1つを思い出すのに丁度いい時間。すっかり忘れたよ、日記。書いても書かなくてもいいものだから余計に忘れる。たかが1週間、されど1週間。入る会社決めたり、髪の毛バッサリ切ったり、前から欲しかったマニキュア買ったり、歳をとったり、基本暇ではあるが今週は大事なことたくさん決めた気がする。もう特に勝負することもなくて、ドラマとか本ばっか読んでる。おんなじドラマめちゃくちゃリピートしてる。セリフ覚えるくらい。ドラマ→本→ドラマ→ご飯→音楽→散歩→ご飯→ドラマ。ジジィかよ。でもしょうがない。こんな生活しか今はできないんだ。来週からバイト徐々に始めていく予定です。長らく休んでたのに、店舗の成績がよくて商品券もらっちゃったし。働いてないのに。もらった商品券でサンドイッチ買いました。働いてないのに。御免なさい。おいしかったです。

バイトするとは言ってもそんなに得意分野ではない。特に接客業。お客様に対してそんなに笑顔で応対できないよね。スタバの店員さんはどこからあの笑顔が出てくるのか不思議でしょうがない。全く知らない人に笑顔を振りまくなんて無防備な行為、できない。怖くてできないのだよ。笑顔でやって笑顔で返ってくる確率なんて低いでしょ。10やっても1か2しか得られないのに、私の笑顔を使うなんて無駄遣いだ!笑顔の無駄使い!と思うわけです。心のそこから笑えることに笑いたいじゃん。そんなこと思ってるけど、そうも言ってられなくて、大体は知らない人でもきちんと愛想よくすることが大人としてのマナーであると最近ひしひしと感じてます。だってそうだもんね。可愛い子の方がなんかしてあげたいって思うし、捻くれてる子なんてあんまり可愛くないもんね。しらねぇよブス!って投げられるよね。この世は可愛くて、愛想が良くて、気立てが良くて、上手い具合に引き際を知っているものが勝ってるし、それが世渡り上手。人の寒いギャグに笑えなくて、顔が引きつってしまうけど、本当はその人のことが嫌でそんなことしてるんじゃないよって声を大にしていいたい。

ただ、バカみたいに正直なだけ。

当たり障りのない会話

小さな石ころに気づかずに踏んで転ぶ。転んだことを後悔しても後悔しきれなくて、痛みだけが身体中を駆け巡る。指先まで痺れる。痛いって素直に言えたらいいのに。体の中から外に出ることができない。この痛みも辛さも全部肉に吸収されていくのがわかる。痛みが引くのをただひたすら待つ。いつになるのかな。

内定をもらいにモノレールを乗る。あんまり乗ることのないモノレール。高いところから見える景色は眺めが良かった。思ったよりも高くて遠くまで見えた。こんなに山って木がたくさんあったっけ?あれ、こんなに住宅あったっけ?川もそんなに遠くまで伸びてないんだな。あの階段、傾斜がすごくて息が上がるんだよなぁ。ショッピングモールが見えた。もうすぐ着く。特に用もない街。待ち合わせるためだけの駅前。見たいものもそんなになかった。すぐに合流して、喫茶店に入る。他愛もない話をした。相手に失礼のないように、時に踏み込んで突っ込んでみたり、触れていいのかよくないのかわからないラインからはみ出さないように、会話する。世間話とも言い難い、なんとも言えない緊張感。時間が過ぎるのは早かった。話すべきことは話して、別れを告げた。バイバイ。もう会うことはないんだろうけど。私だけそんなことを考えてたら、ちょっぴり寂しくなった。あぁ、きっとそうだろう。ダメなんだ。いい顔してさ、胸の内は反対のことでいっぱいになってて、自分で処理して終わる。何事もなかったかのように過ぎ去るんだ。そんなこと人生の中で何回もあったはずなのに、見過ごすことができなくなってきている。7月の終わり。風がなくなって、暑くなってきたね。君も暑くて溶けそうだ。一緒に溶けてみる?ドロドロに、跡形もなく、誰にも見つからないように、ひっそりと。ベトベトで手について取れなくなりそうだね。駅前の歩道橋の上、雲ひとつない空が透き通るくらい青かった。お昼前のショッピングモール。きっと買い物途中のお母さんやお友達とランチする予定のおばさんたちが、楽しんでいる。働いている人を横目に買い物しようかと思ったけど、働いてもいないのに、楽しむ権利なんてないって耳元で囁かれた気がした。周りには誰もいなかった。資本主義を恨みながら、まっすぐ家に帰ることにした。だって、働いてないから。君は国に税金を払っているのかね?

きた道と同じルートで帰った。やっぱりモノレールは高かった。緑が多くて、こんなにあったのっておもわず言いたくなる。こんなにも自然と一緒に暮らしてるのか。低いところではわからない世界が広がってた。家に帰って、ジャガイモを食べる。じゃがバターとして食べた。熱くて、夏には向かないな。でも美味しいのは間違いない。

たまに食べるじゃがバターみたいな、幸せを密かに作れるなら、この世界をもっと愛せるんだろうか。

あの後、昼寝して、本買って、シフト書いて、お弁当もらって、食べて、テレビ見て、本読んで、書いて、ねた。おやすみ1日。

好きなセリフとかその他諸々。

おはようございます。もう14時ですね。おやつの時間ですね。何食べました?私はわらび餅です。もちもちの食感は人を幸せにする。幸福。

7月19日ですが、今日は宮藤官九郎さんのお誕生日です。最近、ゆとりですがなにかがスペシャルドラマとして放送されて、またゆとり熱が再発している。あの3人に会いたくて会いたくて仕方なかった頃の寂しかった気持ち思い出しつつ、変わってなくて安心しました。これがいいんだよね。クドカンさんの何が好きって、ちゃんと一人一人キャラを愛しているところだ。こんなにも愛おしく思えるのも、キャラ立ちしているからっていう理由もあるかもしれないが、それ以上に人間というものを優しい目で許容して描いていることなんだよね。嘘ついたり間違ったり、はたまた裏切ったり、そして起きた過ちはもう元には戻れないという現実味のあるところも大好きだ。セリフをとっても見てもそうで、そのひとにぴったりなセリフを当ててくる最強な作家さん。もう一回見直して見たけど、本当にくだらないことで悩んで、悩みすぎて大ごとになってたりして、どのシーンも性格が滲み出てて好きだ。

こないだのセリフなら、「家族じゃなくて社会なんだからね」や「指先で友達の未来占ってんじゃねーよ」にハッとさせられた。社会に眠っている潜在的な問題をすくい上げてくるから困ったもんだ。別に自分の家族がいるわけではないんだけど、もしそうだったらばと考えるととても腑に落ちる。恐ろしや。自分なりにスマホに頼りすぎてはいけないって頭でわかっててもその便利さに負けて使ってしまっている今があって、後ろから頭を叩かれた感覚が残ったのを覚えている。ついつい使ってしまうからたまには封印するのもいいのかなって思う。大事なものはすぐには見つからないもんね。それはなんとなくわかる気がする。

今日はクドカンの誕生日だから、別に友達でも知り合いでもないけれど、彼が手がけた脚本映画を見たり、本を読み返して過ごしてみようかな。会ったこともないけど。この距離感で映像を通してセリフを聞くくらいが丁度良いのかもなぁ。全然知らないけど。

7月18日

朝の5時ごろ目が覚めた。顔面蒼白とはこのことだ。1時間前に目覚ましをセットしたのに起きれなかった。絶望的すぎる。これから過ごす今日1日の流れが頭の中をぐるぐると回っていた。やばい。間に合わない。急いで、支度をして適当に家から出る。5時20分。刻々と時間は迫りゆく。予定時刻より1時間も遅いスタートだった。朝起きて予定が狂った時の感覚は最高に気持ちが悪い。ありえない。どうしたらいいの。どうしようもないんだけど、ずっとどうにかなってほしいって思いながら、駅まで向かう。朝早すぎて誰もいなくて歩きやすかった。静かだし。空気澄んでるし。おじさん散歩してるし。こんなにも素敵な朝を独り占めしてるのに、なんで遅刻してるんだ。遅刻というワードさえなければ最高の朝なのに。この時5時25分。駅まであと1つ信号を渡ればゴールできる。いつもより早足だから、爽快な朝にぐっしょりの汗。今日ばかりは夏を恨んだ。いつもは好きだよ。愛してる。なんとか改札まで通り抜け、ホームに着く。5時30分。予定より早く着いた。よかった。次の電車の時刻を確認すると、ああなんということだ。10分以上待つのではないか。急いできた意味。でてきた汗回収しろや。化粧も落ちずに済んだだろうが。ブツブツ小言を言うこと、10分。電車がきた。次にやるべきことを頭の中で整理する。そうだ、次は切符を取りに行くんだぞ。最短ルートで行けよ。わかったな?終点の梅田までつく。急いで、乗り換える。その前に新幹線の切符を取りに行く。予約したものを交換するためだ。窓口のおばさんに、趣旨を伝える。あまりよくわかってもらえずに時間がくう。困った。想定外。朝だから頭が回転してないんだこの人ということで自分の中で納得した。おばさんが頼りなんだよぉ。なんとかチケットをゲット。急いで、ホームに向かう。おばさんが時間変更してくれた新幹線、だいぶ時間に余裕があるんだよなぁ。くぅぅぅぅぅ。1本早いのにしてもらえばよかったな。おばさんのおかげで、少し時間に余裕ができたので(実際は後々響いてくるのだが)、朝食を調達することにした。どれも美味しそうに見えなかったけど、何かお腹の中に入れたいなと思い、サンドイッチを購入。電車の中で食べよう。とりあえずひと段落だな、と思い、ホームに向かうとすでに新幹線がきていた。早いなおい。新幹線の余裕っぷりを横目に乗車。おばさんのおかげで、これからとっても早足で移動しなければならなくなってしまった。1つもミスできない状況まで追い込まれたのだ。どうしてくれんだ!ババア!くそっ。くそっ。心が爆音で叫んでた。席に座って、落ち着いたのか、冷静に乗り継ぎ時刻を調べていると気づいた。あれ?これ意外と余裕なんでは何のか?何回も調べたが、やや切羽は詰まっているものの、なんとか時間には間に合いそうなのだ。あぁ、よかった。こんなにも心の底から良かったと思ったのは久しぶりだ。自分の中でスムーズな移動をイメージしながら、東京まで向かう。無事なんとか時間には間に合い、なんなら少し余るくらいだったが、参加することができた。おばさん、散々悪くいってごめんよ。今度、自腹で切符買いに行くから宜しくな。こんなにもバタバタしていた朝は久しぶりで、新鮮だった。でももう2度とやりたくないな。あんなにも張り詰めた緊張感の漂う朝はもう迎えたくない。明日はゆっくり起きよう。おばさんもゆっくり寝ろよな。おやすみ。